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平成25年度指名審判強化講習会の報告
【最終更新日】 2013年06月16日 17時30分

平成25年5月25日(土)〜26(日)に山城総合運動公園(太陽が丘)体育館で行われた指名審判強化講習会について報告させて頂きます。

【開講式】
 1.京都バスケットボール協会審判部長から開講の挨拶
  <岩木 太郎 審判部長>

 2.講師紹介
  <橋本 信雄 氏(日本バスケットボール協会)>
  <山崎 仁士 氏(日本バスケットボール協会)>
 3.諸連絡

【25日(土)実技】
 担当ゲーム終了後、講師を交えてミーティング

【講話(要旨)】
 <山崎 仁士 氏>
 1.インターハイの位置づけ
  ○全国大会のなかでもインターハイやウィンターカップは、
   国体とは違いコーチとして自分のチームを連れてくる意識。
  (この点、国体は選抜チームであるので意識に若干の差がある)
  ○その意識をもってレフリーに取り組む必要がある。
   →レフリーには覚悟が必要。(非常に熱い体育館。体力づくり)

 2.TOは高校生が担当する
  ○国体、インターハイは高校生が担当する。
  ○TOを味方につける必要がある。
   →トラブルを防ぐため、レポートが非常に重要である。
  (例1)リードオフィシャルから2点の合図を3点と勘違いするTO
   →些細なことであるが伝わる合図が必要で、それは基本に忠実であることに他ならない。
  (例2)主審が各ピリオドの開始後、ポゼションアローが変わるまでTOを見続けると、
ファウルが取り上げられない。

 3.個性やキャラクターを理解する。
  ○気負い過ぎるのはいけないが、適度な緊張感と意気込みが大切。
  ○やる気を漲らせるようなレフリーが好感が持てる。

 4.ぜひ100点を目指してほしい。
  ○いつも完璧を目指して、結果80点や70点のレベルである。

 5.本大会(インターハイ)を目指すうえで必要なこと
  ○講師がいて講習会という形式が多いが、
   それだけではなく反省会で話題に上らないことこそ真摯に受け止めて、
   記録(ノート)をつけることが大切。
   →コツコツ積み重ねることで、財産になる。地道な取り組みが大切。

 <橋本 信雄 氏>
 1.橋本氏は現在東アジアの審判ディレクターを担当されている。
   世界から見た日本という観点での講話。

 2.外から見た日本
  ○日本人は変?→日本人は海外から嫌われている。
  (例1)第二次世界大戦に関する日本の政治家の発言は、
      日本のニュースで5分程度しか取り上げられない。
      しかし、中国、韓国では20分くらい取り上げられている。
  (例2)中国に行くと夜9時〜10時には必ずどこかで、
      第二次世界大戦のドラマがいまだにやっている。
      しかも、中国人による中国人が勝利するような内容。
     →アジア人の中で日本人のイメージはよくない。
      小さい頃からそういった反日イメージの中で育っている。
     →いくらこちらが正しいことを言っても平行線のまま。

 3.世界から見た日本の審判員
  ○マジメである
  ○白黒つけたがる
  (例)ポストプレイでの手の絡みのファウル。
     最後の状態を見てダブルファウルがコールできない。
  ○時計の管理ができない人が多い。
   →スローインでボールを渡すとき、フリースローでボールを渡すとき、
    TOを確認できていますか?

 4.いい審判とは?〜世界のコミッショナーを経験して〜
  ○TOに配慮できる。いかに、TOの気持ちを引き付けられるか。
   TOのレフリーに対する信頼度をあげられるか。
   わかっていても、タイムアウトの時にタイムアウトの数を確認する。
   24秒計オペレーターとのコミュニケーションを図ること。
   →これがTO管理

 5.オリンピックでの話
  ○オリンピックでは何が起こるかわからない。
  ○TO然り。何が起こっても、何とか対応しなければならない。
  (例1)スコアラーがスコアの書き方を正しく理解していない。
  (例2)予期せぬタイミングでブザーがなる。

 6.ゲームの対応
  (例)プレイが始まって10秒くらい進んだ後にファウルが発生したが、
     ゲームクロックが動いていなかった。
    →処置はどうするか?
    →ルールブック通りの処置がその場に適応しているわけではない。
  ○トラブルは未然に防ぐがベスト。
  ○発生したら、いかに早く解決するかが大切。
  ○その場がまとまるようにする。スピーディーに。


【26日(日)実技】
 担当ゲーム終了後、講師を交えてミーティング


【閉講式】
 1.講師からの講評
   ○平成27年の京都インターハイに向けて、これから頑張って欲しい。
   ○講習会を受講すれば審判技術が上達するということではなく、
    普段からの積み重ねが上達への近道である。
   ○ここから多くの審判員が近畿、そして全国大会で活躍して欲しい。

 2.京都バスケットボール協会理事長挨拶
  <湯浅 暢宏 理事長>
   ○平成9年にも京都インターハイが行われた。当時に比べると審判員が随分若返っている。
   ○これからしっかり経験を積んで、インターハイ地元審判員として活躍して欲しい。
   ○来年は京都バスケットボール100年という節目であるので、
    京都のバスケットボールを盛り上げて欲しい。

 3.京都バスケットボール協会審判部長から閉講の挨拶
  <岩木 太郎 審判部長>

 4.諸連絡



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