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指名審判講習会(2007年度)の報告
【最終更新日】 2007年06月13日 06時02分

2007年05月26日(土)・27(日)に城陽市民体育館・久御山町立体育館で開催しました指名審判講習会の報告を掲載します。

【開講式】
1.開講の挨拶
2.講師紹介
<蛭子正幸氏>
・京都には全国クラスの強いチームもあり、また先輩の国際審判やAA級審判も育成に
 協力してくれているので上級審判が誕生しやすい恵まれた環境にある。
 そのことが当たり前にならないように、試合毎に成長する姿勢を忘れずに
 日々努力を積み重ねて、自身の手で上級審判の道を掴み取ってほしい。
・バスケットボールのルールの理解・技術の理解・ゲームの理解をした上で、
 目の前で起きた事を判断し、自分なりに表現することを意識においてレフリングしてほしい。
<岩木太郎氏>
・今日の準々決勝に勝てば、準決勝および近畿大会へ出場できるため、
 選手・ベンチ・観客にはそれぞれ一年間の想いがある。
 特別なことをするのではなく、日々のレフリーで積み重ねてきたことを表現することで
 自ずと結果がついてくる。
・どの試合でもベストなコンディションでゲームに挑むこと。

【1日目終了時の講評】
<湯浅暢宏氏>
・講師からのコメントを生かして、2日目につなげること。
 その為には今日の判定は本当に正直であったかを考えなければならない。
 事実を確認したのか、本当に見たのか。見たつもりではいけない。
・ゲーム運営についてなぜ時間がかかるのかを考えてほしい。
 交代やタイム・アウト、ファウルが頻繁にあったからかなのか?
 ファウルを吹いた後、伝達終了後、プレイ再開時に走って移動しているか?
 もう一度試合を振り返ってほしい。
・プレイヤーに自分はここで見ている(判定している)とメッセージを送れるようになってほしい。

【閉講式】
1.講師からの講評
<手塚純氏>
・みんな上級審判になって欲しい。
・6月の近畿高校選手権からA級審査が始まる。
 この二日間はその審査に向けて手がかりとなることを発見できたと思う。
・バスケットボールの技術の理解が必要である。
 バスケットボールらしくないプレイについてのみ反則を取り上げるようにすること。
2.閉講の挨拶

【受講生レポート】
<K・Tさん>
 本講習会の自己目標として、プレイヤー・ベンチ・ゲームに則した判定を行う事を目標に掲げて参加しました。
 1日目については、ゲームの入りは良かったものの、第三ピリオドの入りに自分の精神的な甘さが出てしまったこと、三番エリア側のハイポストの判定への積極性がトレール時になかったことが自己反省としてあげられます。実感として、自分自身が揺れた時からの、持ち直しは早く行えるようになったと思おもいました。講師より、上記自己反省と同じ指摘に加えて、判定の精度は上がっているが、一つ一つの判定の正誤よりも、その判定がゲームにおいてどうなのか?ということを頭に置いておくと良いというアドバイスを頂いきました。また、ジェスチャーが固いとのご指摘、各ピリオドの始め、選手交代の始め、タイムアウトの始め、など始めを大事にするようアドバイスいただきました。
 2日目については、自分の思惑と、プレイヤーの思惑とのズレを判定及びリードの動きに感じました。講師より全く同じ旨のご指摘を受けました。ただ、講師より、以前よりはプレイを落ち着いて判定できるようになってきているので、所々出てしまう我慢ができなかった判定を減らしていくようにアドバイスいただきました。
 本講習会を通して、以前よりもリラックスした気持ちで臨めたこと、それにより一定の変化を講師からご指摘いただけたことで今回大きな自信とすることができました。この度アドバイスいただいたことを頭に置きながら、今後もチャレンジしていきたいと思います。
 最後になりましたが、このような貴重な機会を頂き、また舞台に立たしていただき、本当にありがとうございました。今後も努力して参りますので、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

<Y・Eさん>
 最初に、本講習会に参加させて頂きありがとうございます。
 今回の試合では判定の難しさを痛感しました。プレイヤーの行為のみを見て判定してしまったケースが随所に見られました。また、控え選手が出てきたときに、妙に気持ちの余裕がなくなり力んでしまいました。その状態で笛を吹く判定をするときに、笛の吹き方・ジェスチュア・相手審判とのコミュニケーションの部分で難がありました。笛の音量もジェスチュアもその場面には不適切なほど大げさにしてしまうことがあり、相手審判と協力しなければアウト・オブ・バウンズを正確に判定できるはずがないのに、自分ひとりで決めつけてしまうことがありました。
今回の反省は過去にどのセクションのゲームでもあったことなので、修正できていたと思っていたことが実は修正できていないことも合わせてわかりました。自分自身の持ち味がかえって課題として表面化してしまった部分をもう一度見つめ直し、これから向上していけるように取り組んでいこうと考えております。
 最後になりましたが、本講習会でお世話になりました講師をはじめ関係者の方々に厚くお礼申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
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